診療看護師
(NP: Nurse Practitioner)とは

診療看護師(NP)が担う役割や、当院における取り組みについてご紹介します。

診療看護師(NP:Nurse Practitioner)は、看護を基盤に大学院で医学を学び、より高度な診療や医療行為に関わることができる専門職です。
特定行為(※1)と呼ばれる高度な医療行為を行うほか、医師の指示のもとで手術の助手や処置、検査のオーダー、薬剤の入力など、治療にも積極的に関与しています。

※1 【特定行為とは】
診療の補助として、看護師が一定の研修を修了することで行うことができる 21 区分 38 行為。詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000050325.html

当院における FNP(Fujita Nurse Practitioner)の取り組み

FNP は、2014 年に全国に先駆けて活動を開始し、現在は 40 名以上が各診療科で活躍中です。
心臓外科では 3 名の FNP が専属で配置され、外来・病棟・手術室・ICU と、術前から退院までを一貫してサポートしています。

▶ FNP 室の詳細はこちら
https://www.department-of-fnp.com/

NP がいることで実現する「質の高い医療」

NP が診療の一部を担うことで、医師の業務負担を軽減するだけでなく、医師が不在の時間帯にもタイムリーな対応が可能となります。
患者さんの病状をすばやく把握し、必要な検査・処置を行い、
わかりやすい説明を行うことで、 より安全で効率的な医療の提供を目指しています。

患者動線図

活動場面のご紹介

■ 外来
術前の患者さんを対象に、必要な検査(採血・レントゲン・心電図・超音波・CT など)の計画や、他科受診の調整を行い、
スムーズに手術を迎えられるよう準備を行います。

パソコンを操作している医者の画像

■ 病棟
カンファレンスや回診に参加し、医師や病棟看護師と情報共有を行いながら、 患者さんの状態を評価し、治療に反映します。医師が不在の際にも、手術創の処置やドレーンの抜去、動脈採血などの処置を担当し、速やかな対応を行います。

パソコンを操作している看護師の画像 3人で話し合っている画像

■ 手術室
FNP は手術助手として手術に参加します。助手としての視点に加え、患者さんの全体像を把握している FNP が加わることで、より安全で効率的な手術の実現に貢献しています。

手術助手の画像 切開している画像

■ 集中治療室(ICU)
FNP は術前・術中・術後を通じて患者さんに継続的に関わるため、個々の背景を踏まえた術後管理が可能です。ベッドサイドでの管理に加え、 看護師への情報提供や医師との連携役としても重要な存在です。必要時には、 薬剤や人工呼吸器の調整、病状説明なども担当しています。

医療機器を操作している画像 患者の状態を管理している画像

FNP の役割とこれから

FNP は、一般の受け持ち看護師とは異なり、入院から退院まで一貫して患者さんを支える存在です。そのため患者さんの病態や経過を深く理解し、チーム医療におけるコンサルタント的な役割も担っています。
患者さんやご家族にとって安心できる医療を届けるために、そして医師や他職種と連携しながら安全で質の高い医療を支える中核として、これからも活動してまいります。